ハケン占い師アタル 第6話のあらすじ (ネタバレあり)
仕事では無茶ぶりをする上司に意見が言えず、部下からの文句も受け止めて諭す、家庭ではろくに会話もしない息子と子供や家の事は一切関与しようとしない夫。
シンシアイベンツ制作Dチームの大崎課長は、そんな悩みを誰にもこぼせず日々ストレスを抱えていっぱいいっぱい…。
そしてある意味絶妙なタイミングでやってくる代々木部長からのミッション。
しかも出向という名のリストラ候補を挙げろという無理難題!
やはり嫌とは言えなかった大崎は、それとなく個別面談という名のリストラ候補選びをするものの、皆は以前と見違えるように仕事への姿勢・思いが変わって団結力も高まっている。
その状況を察知した大崎の心境を、やっぱりアタルは既に知っていて小声でアテレコ。
毎日のように代々木から候補者は決まったのかという催促、出向の話を耳にしてしまったDチームのメンバーに詰め寄られ、大崎は疲労困憊。
うっかりと神田が妊娠中であることを代々木に喋ってしまい、神田を候補にしたらいいと言い出す代々木。
でも大崎はとてもじゃないが、自分を慕ってくれる神田の前でそんな事は口に出せなかった。
そんな大崎の心境を察してか、飲みに行きませんか?とお誘いするアタル。
居酒屋では薬を飲む大崎。
ストレスを抱えているから、そういった薬なのか…。
愚痴が始まりいい感じに酔っぱらった状態で帰宅するも、夫には軽くあしらわれ、挙句の果てに浮気相手と思われる女性からのメールが!公私ともにどんどん悪化してゆく…。
そして翌朝出勤途中に代々木から届いた「今日中に神田に言うように」とのメール。
この時、大崎の中で何かの糸がぷっつりと切れた。
上野に「チーフ失格です。探さないでください」とだけメッセージを送り、出勤しない大崎。
大崎は身も心もボロボロで、人生を終わらせてしまおうと考えていた…。
遮断機の下りている踏切、迫りくる電車。
遮断機をくぐろうと歩き出した大崎に、2人の女性が声をかける。
まさにその2人はキズナの弟子(と思われる)。
そして導かれるようにキズナのもとへ…。
大事なのは今の環境から逃げること、とキズナに諭された大崎は会社に出勤し、おもむろに荷物を片付け始め「辞める」宣言。
話の内容を聞いている内に、アタルは大崎がキズナの言葉をうのみにしていると感じ、冷静さを失っている大崎にビンタをする。
あの占いは誰にでも当てはまる無難なことしか言わないと、アタルははっきりと口にした。
それでもどうすればいいのかと泣き崩れる大崎に、アタルは「あなたを見ます」と占うことを伝える。
大崎の過去を見るアタル。
学生自体の大崎の生活が映る。
皆が嫌そうな反応をしたボランティアについて、学生自体の大崎は持論を語り、拍手を浴びた。
その一方で、大崎が語った言葉は実は著名人の名言で、「パクリだよね」「偽者」という非難の声も上がってきた。
そこに、今の大崎に繋がるトラウマが形成された。
昔から人の真似事ばかり。
オリジナリティがない。
そう思い悩む大崎にアタルが伝えた言葉は、サボテンの花言葉。
「偉大」「温かい心」「燃える心」「枯れない愛」全て、大崎自身を表す言葉だった。
本当のリーダーは悩むもの、真似事だろうが何だろうが努力しているのだから、それは本物だと強い言葉で諭すアタル。
大崎はその直後にリストラ候補は決まったかとDチームを訪れた代々木に対し、きっぱりと誰も辞めさせないと強く言い放つ。
人件費を浮かせるぐらいなら、それを上回るぐらいの売り上げを今のDチームは作れると。
チーム一同、同意。
そしてアタルから、このリストラの話は社長からの指示ではなく代々木が考えた案だと言われてしまいばつが悪くなった代々木はいつものごとく逃げ出した。
この日から、大崎は変わった。
吹っ切れた笑顔が見られるようになった。
一方で、キズナに見てもらっていた大崎は、キズナとアタルが親子だとは知らずにアタルと一緒に働いていることをキズナに話してしまった。
そしてついに、アタルを必死に探し回っていたキズナがシンシアイベンツがある職場のビルにやってきた…!
ハケン占い師アタル 第6話の感想と見どころ
大崎課長の思考は私も同じように感じるところがあって、振り返ってみると私も人のまねをよくしていたなと感じました。
まねをするのは悪いことではない、まねでも努力して自分のものにできればそれはもう本物になると、当時の自分が知っていればもう少し自信を持った人生を歩めたのかなとも感じました。
そして、人は弱っている時に、優しい言葉をかけてくれる存在につい依存しがちになります。
キズナはまさにそんな状態の大崎につけこみ、15万円に値上がりした鑑定料を払わせたのかと思うと、人間の弱さをつく現代社会の同類の手法が結構あることにも気づかされ、決して他人事ではないと思いました。
予告で流れた、アタルが大崎をビンタするシーン。
普通であれば部下、しかも派遣社員が上司をビンタするなんてありえないのですが、アタルはきっと大崎があまりにも疲弊しすぎて冷静な判断力を失っていると判断し、目を覚まさせるためにあえてビンタをしたのかなとも思いました。
仕事も家庭もうまくいかない時は私もありますが、やはりそういった時に相談相手がいるかいないかで全然違ってきます。
何でも一人で抱え込まない、自分はだめだと決めつけない。
一見当たり前のことなのですが、改めて気づかされました。
そしてやはり6話の見どころは、大崎から派生してキズナがアタルの居所を知るシーンです。
アタルの事を喋ってしまったと大崎から聞かされた後のアタルの表情に注目です。
ハケン占い師アタル 第7話への期待・展望
第7話では今まで上司に媚びを売ってばかり、部下にはきついノルマを課しろくに名前を覚えようともしないダメ部長・代々木にスポットが当たる回です。
正直なところ、代々木は美味しいとこどりすぎて、第6話でアタルが大崎に伝えていた「ダメなリーダー」の典型的な例だなと感じました。
自分の損得を何よりも優先してきた彼が、どんな気持ちでアタルに占ってもらうのか、そしてどう変わっていくのかが非常に楽しみです。
そして、ついにアタルの居所を突き止めたキズナ。
恐らくですが、キズナはかつてアタルを金の成る木のような存在としてしか見ていなかったのではないかと感じます。
そのやり方に嫌気が差したアタルは逃げた。
この親子関係がどのように着地するのか、8話以降はこの2人にスポットが当たるのか、楽しみにしています。
願わくば、アタルは正社員としてシンシアイベンツ制作Dチームとして正式登用されて欲しいです。
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