金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』最終回の視聴率
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金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』最終回のあらすじネタバレ
尚がいなくなって半年が経とうとしていましたが、いまだに見つからないままでした。
真司は恵一にお母さんは宇宙人に連れ去られたのだと言って本当のことは折を見て話そうとしていました。
そんなある日のこと、見つかったと真司に連絡が入ります。
尚がいなくなったばかりの頃、いなくなったことは恵一が真司に知らせたことで分かりました。
薫たちに恵一を任せて真司は警察に向かいますが、事件性がないなら探せないと言われます。
8月になっても尚は見つからず、真司は木村と話していて「衰えていく姿を見せたくなくて姿を消したんだろう。
無理に探し出すのは自己満足だ」と言われますが、それでも会いたいのだと言う真司。
12月になると薫が捜索番組に出て、ようやく尚が見つかったと連絡が入ります。
そこは小さな診療所で、そこで働く朝倉医師が知らせてくれたのでした。
尚は通帳の5000万を渡して、ここに死ぬまで置いてくださいと言ってきたのです。
真司は朝倉に渡された尚の残した荷物を受け取ります。
そこにはこれまで真司の出した小説三冊と尚の記録が残ったビデオが入っていました。
そこに映っていたのはだんだん記憶を失っていく尚。
そして最後に「真司に会いたいな」と言って終わります。
真司はそれを見て号泣しますが、もう尚の記憶が戻らないことは分かっていました。
しかし恵一や侑市や薫などに会わせ、これまで出した本の読み聞かせもする真司。
それを聞いていた尚は少しだけの間、真司のことを思い出します。
しかしそれ以来二度と真司のことを思い出すことはなく、数年後肺炎で亡くなってしまいました。
恵一は真司に朝ごはんが用意できるほどしっかりものの小学生になっていました。
作家として活動している真司のもとに新刊が届きます。
その本のタイトルは「大恋愛~僕を忘れる君と」でした。
金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』最終回の感想と見どころ
きっと尚は見つかって記憶も戻って恵一と三人で幸せに暮らすんだろうなと思っていたので、この最終回にはかなり驚かされました。
しかし実際アルツハイマーだと記憶が戻ることはあっても一瞬だと思いますし、これが現実的で良い終わり方だった気もします。
真司は一瞬でも思い出してくれて嬉しかったと思いますが、恵一や他の家族のことは思い出せたのか気になります。
お母さんですから一瞬でも思い出してほしかったでしょうしね。
見どころはやはり戸田恵梨香さんの演技力だと思います。
出会ったころのことを思い出すシーンが交互に出てきましたが、それを見ていると「もうこんなに病気が進行してしまったんだな」と尚という女性が本当にいるように思えてかなり感情移入してしまいました。
ムロツヨシさんもこれまでは変わったキャラクターの役が多かったと思いますが、こんな正統派の演技も自然にこなせて、尚のことをしっかり支えてくれる良い旦那さんとして見ることができました。
恵一くん役の子役の男の子の演技にもかなり引き込まれました。
顔が険しいながらもお父さんの言いつけを守らないといけないという心の内がにじみ出ているようでした。
難しい役だったと思いますが、とても上手でした。
金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』全話を通じての感想
最初の頃はかなり重たいテーマだなと思っていました。
結婚間近の尚が真司を好きになる気持ちも分かりませんでしたし、共感もしづらかったです。
しかし徐々に尚や真司を見ていると愛着がわいてきて、2人がいつまでも幸せでいられるようにと祈っていました。
最後に尚が亡くなってしまったのは悲しかったですが、ずっと記憶を失ったまま生きていくのも辛いと思うので、これはこれでよかったんじゃないかと思います。
いろんな奇跡が積み重なった素敵なドラマでした。