初めて恋をした日に読む話 第5話のあらすじ (ネタバレあり)
順子は塾の勉強合宿を終えインフルエンザも治り、美和ともんちゃんに合宿で匡平と同じ部屋で隔離されていたことなどを話していた。
順子は、合宿中に突然匡平が自分に猛アプローチをかけてきたことは、全て美和の入れ知恵でイタズラだと思い込んでいた。
順子は匡平の本心には全く気づいてはいないが、教師と生徒としての師弟愛は感じていて「塾講師は自分の天職だったのかもしれない」と美和たちに嬉しそうに話す。
それを聞いた美和たちは順子の鈍感さ加減に唖然とするのだった。
美和は自分のせいで順子にイタズラだと誤解させてしまったと感じ、そのお詫びとして匡平に順子が20代の頃に撮ったハロウィンの仮装の写真を送信する。
匡平がその写真を見ているとそれを見たエンドーたちから、「魔除け?」「罰ゲーム?」といじられてしまう。
匡平が図書室での勉強の合間にも話から送られてきた順子の写真を見ていると、山下がやってきて匡平に声をかける。
匡平は山下に順子の写真を見ていると元気が出ると話すと、山下は匡平に差し入れだと言いパンを渡して去っていくのだった。
順子は匡平に試験の空気に慣れてもらおうと模試を受けることを提案。
順子は匡平の理系科目を強化しようと考え、雅志に協力してもらおうと電話をかけ、順子は匡平を連れて雅志のマンションを訪ねる。
順子が家に来るということで喜びワクワクする雅志だったが、ドアを開けると順子と一緒に匡平の姿がありガッカリするのだった。
雅志は複雑な気持ちになり、少し腹を立てながらも匡平に自分がかつて実践していた勉強方法を教える。
雅志は匡平に徹夜をしないこと、リフレッシュは計画的にとること、テストの時間に目が冴える習慣をつけるように朝型生活をすることなどをアドバイスし、雅志は「効率よく頑張れ!」とエールを送るのだった。
雅志の家からの帰り道、順子と匡平は参考書を取りに順子の自宅へ向かうと、自宅近くで順子の母親のしのぶと偶然遭遇。
順子はしのぶに匡平を紹介し、匡平の東大受験のことについて話すと、しのぶは匡平の姿を見て「あんな子が東大に受かるわけがない」と辛辣言葉を浴びせる。
すると順子は「口を謹んで!」と言い「私の生徒を否定することは許さない!」しのぶに声を荒げて反論する。
その様子を見ていた匡平は、帰宅後、順子を心配し初めて順子に電話を掛け、匡平は自分のために反論してくれたことが嬉しかったと順子に伝えるのだった。
次の日、順子は山王ゼミナールの先生たちに匡平に勉強を教えてあげてほしいと頼む。
それを聞いた先生たちは反対するが、順子の説得などもあり匡平は山王ゼミナールの東大受験クラスの授業に参加することに。
その後、匡平はメキメキと学力を上げていき、勉強を楽しく思えるほどにまで成長していた。
そんななか、山下は妻との離婚届にサインし、正式に離婚が決定するのだった。
模試当日、会場に向かう匡平を順子は見送り、模試が終わり、順子と匡平は塾で今日のテストの自己採点をする。
自己採点の結果、あまり良い結果ではなく落ち込む匡平を順子は励まし、模試の打ち上げと称してエンドーたちとともに食事へ。
順子はこの模試で匡平がやる気を無くしたらどうしようと心配に感じていると、匡平はその様子を察したのか帰って勉強すると言い、匡平は順子と二人で帰るのだった。
山下がコンビニで買い物をしていると偶然順子と遭遇。
すると山下は半ば強制的に順子を飲みに連れていく。
そして山下は離婚したことを順子に打ち明けるのだった。
その頃、雅志は美和の店で飲んでいて、そこで美和はうかうかしていたら他の男に順子を持っていかれるぞと雅志に忠告するのだった。
順子は泥酔し山下が順子を家まで来ることに。
翌朝順子が目を覚ますと、隣で山下が寝ていて、順子は慌てて山下を毛布でぐるぐる巻きにするのだった。
その後、順子が山下を家の外で見送りに行くと、山下は一線を超えていないことを話し「俺が好きだった頃のまんまだ」と言い良い雰囲気になる。
するとそこに自転車に乗った匡平が通りかかり二人の親密な様子を目撃し、順子は匡平に誤解だと説明しようとするが、匡平はショックを受け自転車で走り去ってしまう。
その後、山下は順子に匡平が順子に好意を持っている事を話すと、順子はそこで初めて匡平の気持ちを知るのだった。
初めて恋をした日に読む話 第5話の感想と見どころ
順子と匡平が参考書を取りに行き順子の母親しのぶと遭遇する場面では、これまでしのぶの辛辣な言葉を黙って聞いていた順子が初めて声を荒げて反論していた。
それぐらい順子が匡平の受験に本気で向き合っているという気持ちの現れだなと感じた。
山下が偶然遭遇した順子を飲みに誘う場面では、山下が順子の肩に肘をかけながら酒を飲む様子などから山下が離婚してやさぐれてる様子が感じられた。
順子が泥酔して目が覚めた時に隣に山下が寝ていて慌てる場面では、順子が山下を毛布でぐるぐる巻きにしていたが、その行動にどのような意図があったのかイマイチよくわからなかった。
山下と順子の親密な様子を匡平が目撃する場面では、匡平は山下が昔順子のことを好きだったと聞いていたものの、山下の順子への急接近具合に驚きプチパニック状態だろうなと思った。
これまでは順子を困らせないようにと慎重になっていた雅志が、今回の山下の行動や、順子が匡平の気持ちに気が付いたことなどを知れば、うかうかしてられないと危機感を覚えるだろうなと思った。
今回のラストで順子は匡平の気持ちにやっと気が付いた様子だったので、今後順子は匡平とどのように接していくのか気になった。
初めて恋をした日に読む話 第6話への期待・展望
今回のラストで匡平が自分のことを女性として好いてくれているということに気が付いた順子は、今後匡平とどのように接していくのだろうか。
匡平の気持ちに気付いた順子は次回、美和にそのことを相談するみたいなので、美和を通してそのことは雅志の耳にも入るだろう。
そうなれば、雅志はこれまで以上に焦りと危機感を感じるだろう。
そして次回は、匡平と山下のバチバチのバトルも展開されそうなのでどうなっていくのか楽しみだ。