映画【ローガン・ラッキー】情報・キャスト
監督: スティーブン・ソダーバーグ
主演俳優・女優
ジミー・ローガン:チャニング・テイタム
注目の俳優・女優キャストクライド・ローガン:アダム・ドライバー
ジョー・バング:ダニエル・クレイグ
メリー・ローガン:ライリー・キーオ
ボビー・ジョー・チャップマン:ケイティ・ホームズ
セイディ・ローガン:ファラ・マッケンジー
シルヴィア・ハリソン:キャサリン・ウォーターストン
バーンズ所長:ドワイト・ヨアカム
マックス・チルブレイン:セス・マクファーレン
デイトン・ホワイト:セバスチャン・スタン
サム・バング:ブライアン・グリーソン
映画【ローガン・ラッキー】ネタバレあらすじ
ジミー・ローガンはかつてはフットボールのスター選手として輝かしい活躍を見せていましたが、膝の怪我が原因となって引退を余儀なくされてしまいました。
それ以来アメリカの南部に立地する小さな町の中で建設作業員として働きながら、貧しい日々の暮らしを何とか乗り切っています。
離婚が原因となって元妻・ボビー・ジョーや最愛の娘とも離れ離れになり、鬱屈とした想いを抱えていました。
ジミーの弟に当たるクライドはイラク戦争に出兵した時に片腕を失ってしまい、帰還後には場末のバーで働きながらくすぶっています。
近頃では身体的なハンディキャップをお客さんにからかわれ、喧嘩ばかりの日々です。
何をやっても裏目に出てしまい上手くいかないふたりは、人生の一発逆転を企てるためにNASCARレースの開催によって集まる莫大な売上金に目を付けました。
張り巡らされた監視の目をくぐり抜けてレースの最中に犯行を決行するには、爆発物のスペシャリストであるジョーの協力が必要不可欠です。
ジミーとクライドは奇しくも服役中だったジョーを奪還するための、用意周到な計画を練り上げていきます。
ハッキングのプロであるフィッシュとサム、車の知識は抜群なジミーとクライドの妹・メリー。
最強のメンバーが集結して、前代未聞の強奪計画が幕を開けていくのでした。
映画【ローガン・ラッキー】の感想と見どころ
2017年の11月18日に劇場公開された、スティーブン・ソダーバーグ監督によるクライムエンターテインメントになっております。
1度は引退宣言をした大御所の映画作家が、4年ぶりのハリウッド復帰を果たした作品になります。
ソダーバーグの代表作でもある「オーシャンズ11」シリーズで描かれていたような、華麗なる強盗団とはおよそかけ離れたローガン兄弟の生きざまが印象的です。
チャニング・テイタムが演じているジミー・ローガンの、冴えない日常生活の風景や厳しい経済状況がリアリティー溢れていました。
アダム・ドライヴァー扮するクライド・ローガンの、戦争によって深い痛みを負ったバーテンダーぶりにも味わい深いものがありました。
今の時代に社会の最下層に追い詰められているふたりが、アメリカ中が熱狂するコカ・コーラ600にターゲットを絞ったことは考えさせられました。
ふたりの葛藤と奔走からは、アメリカ南部に漂っている独特な閉塞感が伝わってきました。
ダニエルク・レイグの怪演技ぶりと、FBI捜査官として意外なシーンで登場するヒラリー・スワンクには驚かされます。
格差社会への憤懣やる方ない想いを、吹き飛ばしていくかのような大胆不敵な犯行計画が痛快です。
ストックカーレースのデッドヒートが迫力満点で大会の舞台裏まで垣間見ることができるので、レーシングカーが好きな人にはお勧めです。
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この映画で金庫爆発のプロ・ジョーを演じているダニエル・クレイグは、2005年にスティーブン・スピルバーグ監督が発表した「ミュンヘン」でモサドに所属する自動車のスペシャリストに扮しています。
本作品のような凶悪なイメージとはひと味違う、知性溢れる姿を見比べてみると面白いかもしれません。