映画【謝罪の王様】情報・キャスト
監督: 水田 伸生
128分
主演俳優・女優
阿部サダヲ
注目の俳優・女優キャスト
井上真央、竹野内豊、岡田将生、尾野真千子、荒川良々、濱田岳、松本利夫、川口春奈、鈴木伸之、小松和重、笠原秀幸、美波、真飛聖、柄本時生、野間口徹、六角精児、中野英雄、白井晃、濱田マリ、嶋田久作、池田鉄洋、中村靖日、松尾諭、深水三章、井上琳水、大川ヒロキ、岩松了、小野武彦、津嘉山正種、高橋克実、松雪泰子
映画【謝罪の王様】ネタバレあらすじ
倉持典子 – 井上真央は反社会的勢力の構成員が運転する車と衝突事故を起こしてしまい、多額の借金を強要されてしまいました。
彼女が駆け込んだ先は、如何なるトラブルをも解決するという「東京謝罪センター」です。
所長を務める黒島譲 – 阿部サダヲの華麗なる謝罪テクニックによって、典子は窮地を救われることになります。
黒島の一風変わった仕事に興味が湧いてきた典子は、アシスタントとして事務所で働き始めました。
息子が起こした傷害事件の記者会見を開く大物芸能人、セクハラ行為で訴えられた会社員。
訳ありな依頼人が持ち込んでくる無理難題を、次から次へと解決していきます。
そんな黒島と典子の前に現れたのは、映画プロデューサーの和田耕作 – 荒川良々です。
公開寸前の映画のワンカットに、お忍びで日本に遊びに来ていたマンタン王国の皇太子が映ってしまいました。
マンタン王国では皇族の肖像権侵害は重罪になり、国際問題に発展し兼ねません。
監督・社長・プロデューサーの総出で王国の首都まで出向きますが、免税店で購入した手土産のこけしが誤解を招いて却ってことを大きくしてしまいます。
遂には日本政府が乗り出してくる事態の中で、典子は黒島が謝罪屋を始めた意外な過去を知ることになるのでした。
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映画【謝罪の王様】の感想と見どころ
会社内や身内同士での些細な揉め事から大企業の不祥事まで、今の時代の様々な謝罪のシチュエーションがユーモアたっぷりでした。
誰しもが素直に謝ることが出来ない中でも、阿部サダヲが演じている主人公・黒島譲が掲げる「あやまる時 人は誰でも主人公」というポリシーも印象深かったです。
ひとつひとつのセリフのタイミングから下げる頭の角度までが綿密に計算された、黒島の土下座姿には鬼気迫るものがあります。
一見すると謝罪をビジネスにしてしまう貪欲な黒島の、独自の正義感と美学も伝わってきました。
井上真央扮する帰国子女の倉持典子が信条とする、「海外では謝れば罪を認めたことになり訴訟の時に不利」とのコントラストも効果的です。
そんな黒島たちの土下座も常識も通じないほどの、遥か遠い海の向こう・マンタン王国へと乗り込んでいくシーンが勇ましく映りました。
自分たちの当たり前を他国に押し付けてしまう傲慢さへの、鋭いメッセージや批判についても考えさせられます。
黒島が追い詰められた末に辿り着いた土下座を上回る究極の謝罪方法が圧巻です。
幼い頃の典子の他愛ないエピソードが、クライマックスで繋がっていく展開にも心温まるものがありました。
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映画【謝罪の王様】出演俳優や女優の他のドラマや映画・CMなどおすすめ
2013年に劇場公開された本作品の主演を務める阿部サダヲは、水田伸生監督とは2007年の「舞子Haaaan!!!」でもタッグを組んでいます。
「謝罪」をテーマにしたこの映画とはひと味違ったエンターテインメントに仕上がっていますので、是非ともご覧になって頂きたい1本です。