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ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』第1話のネタバレ・感想

ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』ネタバレ・感想

日曜ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』第1話の視聴率

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日曜ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』第1話のあらすじネタバレ

佃航平は(阿部寛)は、かつてロケットの打ち上げ失敗の責任をとってJAXAを辞めたエンジニアでした。

 

親から受け継いだ『佃製作所』という小さい精密機械メーカーを切り盛りしながら、日本の工業におけるフラッグシップ的な大企業『帝国重工』の国産ロケット計画に参入し、自社製品であるバルブシステムを中心とした製品づくりをプライドをもっておこなってきました。

 

宇宙にかけた夢だけでなく、子供の人工心臓にも使える繊細なバルブづくりなど、その従業員たちの仕事ぶりは社会にも認められるものとなり、会社の業績はまずまずの安定をみていたのです。

 

しかし、そんなある日、その国産ロケット開発計画の『スターダスト計画』がプライムメーカーの帝国重工の社長交代劇と共に中断の憂き目を見る可能性がたかくなり、一気に危機感が増してきたのです。

 

父の背を見て宇宙開発に興味を持った佃家の娘・利菜は帝国重工の就職し、ロケット開発に携わっていたのですが、その社内で起こり始めた変化を父に告げるのでした。

 

そんな時、佃製作所の主力商品だった農機具(トラクター)のエンジンの取引先から『性能はそこそこで、コストダウンしたものを使う方針に転換した』と言われてしまうのでした。

 

新たにそうした業界に参入してきた企業の存在に揺れるのは、佃製作所のエンジニアたちでした。

 

いいものを作れば売れる!と思っていたその根底が揺らいでいたのです。

 

佃がつぎに目をつけたのがまさにそのトラクターのエンジンに使うバルブシステムでした。

 

経理部長の殿村の父が体調を崩したことから帰省することになったのですが。

 

そこで初めて航平は自らトラクターを運転し、『良い製品』と言われてきたその機種でも足りないものがあるのだということに気付くのです。

日曜ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』で注目の俳優・女優さん

 

イモトアヤコさん、竹内涼真さん、池畑慎之介さんです。

日曜ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』第1話の感想と見どころ

日本の産業の底力でもある『ものづくり』をテーマにしたこの『下町ロケット』ですが、前作で宇宙を目指すロケットと、この上もなく繊細な子供の人工心臓のバルブを作り上げることで、『ロケット品質』という枕詞をもらうまでの企業に成長した佃製作所だったのですが。

 

主力のロケット計画が中止もしくは打ち切りという噂に揺れているところへ持ってきて、地道に営業を続けていた農業器具(トラクター)のエンジンの納入先までもが手のひらを反すように取引を縮小させるというのです。

 

航平は、会社を存続させて安定した生活を社員に提供するためにはどうしたらいいのか、と頭をフル回転させていました。

 

その様子は、きっと全国のさまざまな企業で同じ思いを噛み締めている人たちにとっては切ないほどに理解できるものではないでしょうか。

 

納入先の都合ひとつでばっさりと切り捨てられる、その怖さは、航平がずっと抱き続けているものです。

 

しかし、それを手をこまねいてみるわけにもいきません。

 

彼はその瞬間瞬間で目にしたものを即座にビジネスチャンスへと変換していくのです。

 

そして自社のバルブシステムをどう応用したら良いのか。

 

現場の若手のエンジニア(竹内涼真)たちは精魂込めて試作品を作り、コンペに挑むのでした。

今回もっとも注目していたのが、イモトアヤコさんの存在です。

 

佃製作所が目をつけたベンチャー企業の副社長で、自らもエンジニアの裕は、佃製作所の面々のもつ設計思想や発想のすばらしさを知り、涙をこぼすほどに感激してくれたのです。

 

リケジョの習性を見事に体現した登場シーンもですが、このコンペティションの中で見せてくれた彼女のお芝居は素晴らしいものでした。

 

これまでのキャストさんの中に混じってもそん色のない存在感をはなっていくはず、と思うと、本当に楽しみです。

日曜ドラマ『下町ロケット 第2シリーズ』第2話への期待・展望

 

 

新たなビジネスパートナーとなるベンチャー企業のギア・ゴーストが特許侵害の疑いをかけられ、佃製作所にも暗雲が垂れ込め始めます。

 

その黒幕はかつてスターダスト計画などで航平らに敵対していた弁護士の中川、そして同様に佃製作所の仕事が気に入らない同業他社がさまざまな思惑をもって手ぐすねを引いているのです。

 

航平らも黙ってやられているわけではありません。

 

巻き返しを図るべく、オリジナリティを追求し、オーダーの要件を満たした製品を作るために、一丸となって立ち向かっていくのです。